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コーヒーの種類、焙煎度で変わるカフェイン量


コーヒーの種類、焙煎度で変わるカフェイン量

コーヒーといえば、「カフェイン」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

いつも飲むコーヒーにどのくらいのカフェインが入っているのか、浅煎りと深煎りではカフェイン量は違うのか。皆様カフェインに対する疑問も数多お持ちだと思います。

そんな方に少しでもコーヒーとカフェインの関係について知って頂けたらと思います。

 

コーヒーの種類とカフェイン

 

コーヒーの種類で多く流通されているのは、アラビカ種とロブスタ種です。アラビカ種の多くは、高品質なコーヒー豆である「スペシャルティコーヒー」として取引きされています。ロブスタ種は、害虫に強く缶コーヒーやインスタントコーヒーに多用されることが多いです。

アラビカ種のカフェイン含有率は約1%、ロブスタ種は約2%で、約2倍の違いがあります。

では、ロブスタ種が多く使用される缶コーヒーやインスタントコーヒーのカフェイン量を見てみましょう。

・インスタントコーヒー:57mg/100ml
・缶コーヒー:90~160mg/缶

この数値にはアラビカ種・ロブスタ種の明記はありませんでしたが、缶コーヒーは種類の多さからか、カフェイン量に大きな幅があります。

確実にカフェインが少ないコーヒーを選びたいという方は、デカフェ(カフェインレス)コーヒーを選択する方法がおすすめです。また、アラビカ種のローリナという品種は、他のアラビカ種に比べてカフェイン量が半分です。

 

浅煎りコーヒーと深煎りコーヒーでのカフェイン量の違い

 

カフェインは、焙煎が進むほど減少します。よって、浅煎りのコーヒーよりも深煎りの方がカフェイン量は少ないです。しかし深煎りになるほど、その体積は増加・重量は減少します。これはどういうことか、例を挙げてみましょう。

・計量スプーン(体積)を用いてコーヒー豆を測った場合

カフェイン量は浅煎り>深煎りとなります。

・スケール(重量)を用いた場合

深煎りは軽い分、多くの粒を必要とします。よって、カフェイン量は浅煎り≒深煎りに。

コーヒーの味が苦く濃くなるとカフェインが多い印象を持ってしまうかもしれませんが、実は焙煎度によってカフェイン量にそこまで差はありません。

 

カフェインが人体へもたらす影響

 

人体への影響では、血管を拡張し、血液循環量が増えることから、利尿作用や神経伝達物質が増加して、気分高揚、眠気消失、交感神経刺激による基礎代謝増進、胃酸分泌促進などの一方で、睡眠の質の低下や胃酸分泌過剰による胃への負担増など作用が知られています。

特に摂取の許容量は定められてはいませんが、刺激による心拍数の増加や興奮、不安、震えなどがみられるほか、妊娠中の女性はカフェイン摂取を控える方が良い事は良く知られているところです。

 

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