コーヒー豆の品種(VARIETY)と特徴
精製方法と同じく品種によっても様々な特徴がございます。コーヒー豆には産地、地域などにより様々な品種が存在します。コーヒー豆選びの際にご参考ください。
*ブルボン種
インド洋に浮かぶブルボン島で発見。コーヒー豆の品種の半分以上を占めるアラビカ種の中のブルボン種です。アラビカ種は原産地はエチオピアで標高の高いところで栽培されており、香りは花のような甘い香りです。しかしながら霜、乾燥、病害虫などにも弱いのが特徴で栽培が難しい品種のため、高級とされています。このアラビカ種の中のブルボン種は、コーヒー豆の中でも良品種とされており味わいは、しっかりとしたコクを感じられ風味が豊かな味わいと芳醇で甘味も感じられます。完熟すると黄色くなるイエローブルボンは通常の赤い実よりも甘くなるとされています。
*ティピカ種
ティピカ種は15世紀〜16世紀にかけてエチオピアから中東イエメンに伝わりました。歴史上最も古い品種で栽培品種の中の源流とされているのがティピカ種です。他の品種に比べて生産量が少ないため希少とされているため高級銘柄の一つです。また高級銘柄のブルーマウンテンは、このティピカ種が突然変異してできた品種でもあります。味わいは、際立った風味と芳醇な甘みです。クリアで澄んだ飲み口とアフターの香りと甘みは品種の中でもトップクラスです。
*カトゥーラ種
ブルボン種の突然変異種としてブラジルミナスジェライス州のコーヒー農園で発見されました。カトゥーラ種は木のサイズが小さく、枝が密集しているためたくさんの栽培が可能で他の品種の1.5倍ほど作付けができます。直射日光やサビ病に強く比較的栽培のしやすさも特徴ですが、正しい生育方法、土壌の管理や研究の成果が大きくそれらにコストも多くかかるため、高品質とされています。味わいは、豊かな酸味と独特の苦味、コクが特徴です。様々な焙煎度で複雑な味わいをお楽しみ頂けます。
*SL28種
普段目にしないケニア特有の高級品種が、SL種です。ケニア・ナイロビに存在したコーヒー研究所で1935年〜39年の間に選抜された品種をSL種と呼びます。現在はSL28種とSL34種が主流です。その中でもSL28種はブルボン種の系譜にあたる品種です。アフリカの干ばつなどに強い品種で、豆の大きさも大きくぷっくりとしています。ジューシーな味わいでカシスやベリーのような味わいが特徴でカップクオリティーが非常に高く、非常に高値で取引されています。
*イカフェ90種
品種の名前は、ホンジュラス国立コーヒー協会の略しから名付けられました。品種としてはホンジュラスで開発されたハイブリット種で豊かな酸味と独特の苦味、コクが特徴のカトゥーラ種とアラビカ種よりも耐病性が強く独特の深いコクが特徴のティモール種の交配です。味わいはマイルドながら、コクと風味を感じられるのが特徴です。
*コスタリカ95種
コスタリカ国立コーヒー協会研究所 (CICAFE) により選別を繰り返して開発された品種です。開発の結果、さび病への耐性、密集して栽培できる小さなサイズ、そして収穫量の多さという特長を備え、生産者には非常にメリットの多い品種となりました。高い標高の土地 で十分に手入れをしながら栽培し丁寧に生産処理されたコスタリカ95は、豆の個性が味わえる美味しいコーヒーとなり耐病性も強く風味もよいコスタリカ95は中米、アメリカ、アフリカなどの幅広い地域で栽培されています。味わいとしては、甘みを持った果実感が特徴です。
*カトゥアイ種
カトゥーラ種とムードンヌーボ種の交配から生まれたのが、カトゥアイ種です。ブラジルのミナスジェライス州で発見されたブルボン種が突然変異してできた品種で、コーヒーの木が小ぶりで、収穫量が多いカトゥーラとブラジルで発見された「ブルボン」と「スマトラ」種が自然に交配した品種で、風味がよく、収穫量も多いムードンヌーボの良いところを引き継ぎ開発されました。味わいはコーヒーが苦手な方でもお飲み頂けるくらい優しく軽い味わいです。
*アビニシカ種(エチオピア原種)
もともとエチオピアで育っていた品種をエチオピア原種と呼びます。原種と呼ばれる品種は地域ごとに様々あるとされ一説には1000以上の品種が存在されると言われています。紅茶やレモン、グレープフルーツのような風味が特徴的な、華やかで繊細な品種です。
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