読み物
2025.09.07
世界のBONGENCOFFEE ― 盆栽とコーヒーから広がる日本発のブランド
世界のBONGENCOFFEE ― 盆栽とコーヒーから広がる日本発のブランド
BONGENCOFFEEは、銀座から始まった日本発のプレミアムコーヒーブランドです。その根底にあるのは「盆栽」と「源」という二つの言葉に込められた精神性。盆栽が何百年もの時を超えて愛され続けるように、コーヒー店も長く人々に愛される存在でありたい。そして、一杯のコーヒーやその空間が、人々の心と日々を支える「源」になるように――。その想いから「盆源」という名が生まれ、BONGENCOFFEEのアイデンティティとなっています。
銀座から始まった物語
BONGENCOFFEEが最初に誕生したのは、東京・銀座の小さな一角でした。盆栽を配し、茶室やお寺を思わせる「和」の空間を徹底的に追求し、都会の喧騒の中に心を落ち着ける聖域をつくり出しました。天然の木や石を用いた空間は、単なるカフェを超えた「精神性のある場所」として人々を惹きつけています。
この空間には、オーナー自身の「コーヒーと盆栽が最も心を落ち着けてくれる存在」という個人的な体験が色濃く反映されています。その二つを融合させることで「大きさに関わらず、誰もが心の拠り所を得られる場所を作りたい」という強い想いが形となったのです。
コーヒーと和の融合
BONGENCOFFEEのメニューは、ハンドドリップコーヒーを中心に、エスプレッソを使ったラテ、そして抹茶やほうじ茶などの日本茶まで揃えています。コーヒーと和文化を組み合わせることで、国内外の来訪者に「ここでしか味わえない体験」を提供しているのが大きな特徴です。
パッケージデザインにも和紙や墨絵、箔押しといった日本的な美意識が反映されており、手に取った瞬間から「日本の美」を感じられる仕立てになっています。
スタイリストからの転身とブルックリンでの経験
BONGENCOFFEEのオーナーは、元々スタイリストとして活動していました。しかし常に「自分のお店を持ちたい」という想いを抱いており、その中で最も心安らぐ存在であった「コーヒー」と「盆栽」に軸足を置くことを決意しました。
その歩みの中で大きな糧となったのが、ニューヨーク・ブルックリンでの経験です。世界の中心地とも呼ばれる街で、偶然の縁から物件を得て、ひたすら独学でコーヒーを淹れ続けた日々。そこで培った実践的なノウハウは、日本に戻ってからの店舗運営に大きな影響を与えました。
世界から注目される理由
BONGENCOFFEEは、単なるコーヒーショップではなく、日本文化を体現するブランドとして世界から注目を集めています。
・盆栽を取り入れた「和」の空間デザイン
・四季や精神性を大切にした店づくり
・スペシャルティコーヒーと日本茶の融合
・パッケージや器に込められた日本的美意識
これらの要素が組み合わさることで、BONGENCOFFEEは海外の人々に「日本文化を体験できる特別なブランド」として認識されています。実際に、オーストラリアやヨーロッパ、中東からも注文が寄せられ、日本から世界へと自然に広がりを見せています。
世界の都市での可能性
ニューヨーク、パリ、シドニー――。世界の主要都市では、シンプルで静謐な日本的デザインを持つカフェブランドへの需要が高まっています。BONGENCOFFEEはそのニーズに応える存在であり、今後の海外展開にも大きな可能性を秘めています。
現地でBONGENCOFFEEがオープンすれば、それは単にコーヒーを飲む場ではなく、「日本の精神性と美意識を体験できる場所」として受け入れられるでしょう。
世界のBONGENCOFFEEへ
「世界のBONGENCOFFEE」というビジョンは、拡大戦略ではなく、文化の共有です。一杯のコーヒーに宿る日本の心、盆栽が象徴する時間の重なり、そして人々の心を整える空間。それらを世界へ届けることが、BONGENCOFFEEの使命です。
銀座から始まり、やがて世界へ。そして再び銀座へ還ってくる――。その循環の中で、BONGENCOFFEEはこれからも「世界の人々の源」であり続けるでしょう。
BONGENCOFFEE | OFFICIAL SITE
https://ginza-bongen.jp/