読み物

2025.08.04

アイスコーヒーに合う焙煎と豆の選び方

アイスコーヒーに合う焙煎と豆の選び方

夏の定番ドリンクといえば、やはりアイスコーヒー。キリッとした苦味とスッキリした後味が魅力で、朝の目覚めやリフレッシュタイムにぴったりです。
でも、「アイスコーヒー用の豆ってどう選べばいいの?」「ホット用と同じでいいのかな?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

暑い季節にぴったりな一杯を、もっと美味しく楽しむために、この記事では、アイスコーヒーに適した焙煎度や豆の選び方、抽出方法のポイントをわかりやすくご紹介します。
自分好みの一杯を見つける参考にしてみてください。

アイスコーヒーに適した焙煎度とは?

アイスコーヒーは冷たい状態で飲むため、ホットに比べて香りや甘みを感じにくくなります。
そのため、
しっかりとしたコクや苦味がある中深煎り〜深煎りの豆が特に向いています

中煎りでは酸味が強く出やすく、冷やすとバランスが崩れることも。一方、深煎りの豆は冷やしても味がぼやけにくく、氷で薄まっても風味が持続します。

焙煎度ごとの特徴(アイスコーヒー向け)

焙煎度

特徴

アイスコーヒー適性

中煎り(ミディアム)

フルーティーでさわやかな酸味

△(酸味が強く出るため好みによる)

中深煎り(フルシティ)

程よい苦味とコクのバランス

◎(アイス向きの王道)

深煎り(フレンチ・イタリアン)

力強い苦味と濃厚なコク

◎(濃い味が好みならおすすめ)



アイスコーヒーにおすすめの豆の種類と産地

豆の産地や品種によって、味わいや香りの特徴も異なります。アイスコーヒーに合う豆を選ぶポイントは、苦味・コク・香ばしさがしっかりしているかどうかです。

ウォッシュト製法との比較

ウォッシュトは粘液質まで完全に除去し、水で洗浄してから乾燥させる方法。
明るい酸味と透明感のある風味が特徴ですが、パルプド・ナチュラルはそこにわずかな甘さやコクが加わる点で異なります。

・ブラジル産

ナッツのような香ばしさとマイルドな苦味が特徴。酸味が控えめで、深煎りにしてもバランスがよく、アイスコーヒーに最適です。

インドネシア(マンデリン)

重厚なボディとスパイシーな風味が魅力。氷で冷やしても存在感があり、ミルクや甘味との相性も抜群です。

グアテマラ

上品な苦味とチョコレートのような甘みを持つ豆。中深煎り〜深煎りにすることで、冷やしても豊かな香りと深い味わいが楽しめます。

挽き方と抽出方法の組み合わせも重要

豆の良さを最大限に引き出すには、挽き方と抽出方法を適切に組み合わせることも大切です。

急冷式(ドリップ+氷) 中細挽き
 → ドリップで濃いめに抽出し、氷で急冷するスタイル。豆の個性が際立ち、香りもよく残ります。

水出しコーヒー(コールドブリュー) 中粗挽き
→ 時間をかけてゆっくり抽出することで、苦味が抑えられ、まろやかで飲みやすい仕上がりに。深煎り豆との相性が良好です。

シーン別・アイスコーヒーの楽しみ方

・朝の目覚めにキリッとした一杯

→ インドネシア産 深煎り × 急冷式
力強い苦味で眠気もスッキリ。一日の始まりにおすすめです。

・午後のリラックスタイムに

ブラジル産 中深煎り × 水出し
マイルドな風味が心をほっと和ませてくれます。

・食後やおもてなしに

グアテマラ産 深煎り × ミルク入りアレンジ
 チョコレートのような甘みがミルクと調和し、デザート感覚で楽しめます。

アイスコーヒー豆の選び方まとめ

・焙煎度は中深煎り〜深煎りが基本 : 冷やしても味わいがしっかり残る。

酸味よりも苦味やコクを重視 : 氷で薄まっても深みのある味が楽しめる。

抽出方法に合わせて挽き方を調整 : 急冷式には中細挽き、水出しには中粗挽きがおすすめ。

産地ごとの特徴を活かす :  味の傾向に合わせて選べば、毎日の一杯がもっと楽しくなる。

まとめ:この夏、自分だけの一杯を見つけよう

アイスコーヒーは豆の選び方一つで、味の印象が大きく変わります。焙煎度や産地、抽出方法との組み合わせを工夫すれば、自宅でもカフェのような一杯を楽しめます。

当店では、アイスコーヒーにぴったりな中深煎りや深煎りの豆を豊富に取り揃えています。あなた好みの豆を見つけて、この夏をもっとおいしく過ごしてみませんか?

  • facebook
  • line
  • X